独立には最適な資格! ただし……
「独立できる」と「独立しやすい」の意味とは?
物:数々の貴重な勉強法&テクニックの伝授を有り難うございます! では、
次に行政書士という仕事の魅力とは何でしょうか?
中:私は独立するための資格として行政書士を選んだことは前述のとおりです。
そこには、独立できる資格という意味に加え、独立しやすい仕事という
意味もあるのです。
物:行政書士は、独立しやすい職業であると?
中:はい。なぜなら、行政書士には飲食店のように、店舗も原材料の仕入れも
必要ありませんから。つまり、初期投資額がほとんどかからないのです。
また、事務所を開設するにしても、自宅の一室を仕事場にすれば、改めて
事務所用の物件を借りる必要もありません。
必要になる物といえばパソコンとプリンタとFAXくらい。でも、それは、
社会人ならすでに持っていますよね。そう考えると、あとは名刺や封筒代
くらいかな。ともかく、行政書士には開業資金はかかりません!
合格直後の開業は……
物:中村さんも近年中に独立される予定ですよね? なぜ、合格後すぐに開業
せず、行政書士事務所に就職されたのですか?
中:正直言って何のツテもない人が、単に資格を取得したからといって、開業
したところで仕事なんて入ってきませんからね。
物:それは、まだ実務経験がないということから?
中:いえ、行政書士の看板を掲げた時点で、クライアントにとっては十年選手
も開業初日の行書も一緒です。ただ、その人に頼む理由がないからです。
例えば、車庫証明や事故処理など車関係に強いや、飲食店や娯楽施設開業
に強いなどの専門性、つまり〝武器〟があればクライアントも「じゃあ
××に強いこの行書さんにお願いしようか」となるでしょう。
でも、開業しただけで何の経験も武器のない行書に仕事なんて来ませんよ。
だから僕も、まずは事務所に入りゼロから仕事を覚えていきました。あ、
何の経験もないなら書面の書き方すらわかりませんよ。そういう面でも、
いきなり開業はせず、まず事務所に入所して仕事を覚え、武器となる得意
分野を見つける時間があった方が、開業後はスムーズだと思いますね。
物:では、報酬や年収面での魅力はどうでしょうか?
中:難しい質問ですね。とりあえず「あなた次第です」と言っておきます(笑)。